コミュニケーション・デザイン

コミュニケーションを考えるとき、目の前の具体的なイベントに注意が向きがちです。毎年やっているから、イベント予算がついているから、偉い人の気分で、といった理由で場当たり的にイベントを開いても所望の成果は得られません。そもそも何を望んで行ったイベントなのかよくわからず、評価すらできないこともしばしばです。
個々のイベントを考えるためには、どこに、どのようなコミュニケーション上の問題があるのかを明らかにし、問題の解決につながるグランドデザインを描く必要があります。
科学コミュニケーション研究所は、対話を通じた問題分析を踏まえてコミュニケーションのグランドデザインを共有し、具体的なイベントをデザインします。一般的には成果が測りにくい、費用対効果が悪いと言われるコミュニケーションを、目に見えて役に立ち、ご満足いただける方法で支援いたします。

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研究開発が始まったばかりで対象の輪郭がおぼろげなフェイズ、具体的な成果が生まれ社会実装を試みるフェイズ、社会の中で事業を力強く推進していくフェイズと、研究開発のフェイズに応じてコミュニケーションの目的、方法は異なります。社会に大きな影響を持つ研究開発ほど、できるだけ早いタイミングで公共的なコミュニケーションを始めることが求められます。
研究開発のための公共的コミュニケーションは、納税者への説明責任を果たすこと、社会との摩擦を少なくし、技術の受容性を高めること、分野の興隆や研究費の獲得といった功利的な期待を超え、研究開発にさまざまなよい効果をもたらします。
シンポジウム 、セミナー、サイエンスカフェ、プレスリリース、パンフレットといったお決まりのセットをいったん括弧に入れて、コミュニケーションをはじめから考え直してみましょう。

具体的な事業を推進する段階で行う環境アセスメントのために、さまざまな合意形成の手法が開発され、実践が積み重ねられてきました。もちろん、事業の最終局面で行うコミュニケーションは重要なことは言うまでもありません。そこでは、さまざまな利害得失を考慮した総合的なネゴシエーションが行われます。
しかし、事業の公共性型が高ければ高いほど、当事者間で具体的なコンフリクトが生じる前の計画段階、計画以前の政策段階で行うコミュニケーションの重要性が高まります。問題の上流から多様な関与者が対話を行うことによって、事業に関する期待を受け止め、懸念に対応し、疑問を明らかにして透明性を高めることができます。
対話を通じて、事業が良い方向に変容するだけでなく、透明性や公平性の高い手続きを担保することで、事業の正統性を獲得することができます。

情報技術や物流の発達によって、知識の獲得、生産、共有に文明史的な変化が起こり、学術的な制度の中に囲い込まれいた知識生産活動は、遍く人々に解放され、シティズン・サイエンスとして古い制度の外側、境界へと広がりを持つようになりました。
科学コミュニケーション研究所は、しティズンサイエンス を、制度化された知識生産活動の境界領域で行われる科学(タイプ2)と制度化された知識生産活動の外部で行われる科学(タイプ2)に大別し、それぞれの特徴に応じた支援を行っています。
タイプ1では、市民科学者と協働したい職業的科学者、職業的科学者の支援を求める市民科学者の間のコミュニケーションを、チームビルディングから、問題の構築、研究計画のデザイン、マネジメント、成果の共有まで、フェイズに応じて支援しています。
タイプ2では、社会問題に取り組む市民団体から、学校の課題研究、夏休みの自由研究、科学愛好家のサークル活動まで、幅広く支援しています。

経済的な利潤を最優先に、企業価値を高め、株主の利益を最大化する企業活動は、資本主義の限界が議論される中で、変容しつつあります。
その変容は投資のインデックスにも現れはじめ、環境要因、社会的要因、ガバナンス要因が評価の対象になっています。
グローバルな基準で行われるEDGインデックスの評価は、ドメスティックな肌感覚で行ってきた方法では太刀打ちできません。
科学コミュニケーション研究所は、投資コンサルタントともに、さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションを通じてESGインデックスを向上させ、現代的な企業価値を高める支援をいたします。

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